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[ 家族で行くスキー場 ] - [ グランデコスキーリゾート ]


グランデコは平らだ。
何せ冬でなければ周辺はデコ平と呼ばれる湿地帯で、名の通ったトレッキングコースだったりするのだ。百貫清水という名水の湧き水もあったり、その周辺は実に自然に満ち溢れた地帯である。

こちらもリゾート化の波に乗って現れたスキー場。東急の巨大資本でゴンドラをかけ、最長滑走距離は4kmにも及ぶ。裏磐梯地区でも標高の高いほうに位置しシーズンも長い。ゴンドラ以外のリフトも高速クワッドと、近代的なスキー場である。
しかしながらこの斜度感の緩さは何だ。
若い頃、そのビッグスケールに心引かれてやってきたのに、あまりのタラゲレに10時半にはやってくる人にリフト券を売り払い(*基本的にリフト券を売却してはいけません)、早々に立ち去った記憶がある。ここの中級コースは他のスキー場の初級コース、上級コースは他でいう中級コースと考えるのが良かろう。

そんな緩斜面ばかりで敬遠していたこのスキー場に、子供ができてからというもの訪れる機会が多くなった。
それはまず第一にデコ平に起因する。何しろこれほど広大で緩斜面を中心としたスキー場はそうはない。特にゴンドラ山頂駅からリフト1本分降りる斜面はほぼ均一なアングルで、延々緩斜面が続き、練習や遊ばせるのにはもってこいだ。
そして第二にリフトが全てフード付であることが挙げられる。ゴンドラと合わせて乗車中は常に風雪を避けることができるインフラは他のスキー場にはない資本力を感じる。またフード付リフトは乗車中の寒さから守ってくれるというだけでなく、子供と乗車する際にセーフティバーとフードという二重のガードが安心感を与えてくれる。もちろんフードがあろうが落ちる時は落ちるのだが、独特の飽和感は子供自身にも落ち着きを与えるようである。
さらに、センターハウスの2階にはファミリー専用の休憩室もある。しかも無料。子供が遊んでいる横で大人が大の字で昼寝しているのはかたしなと一緒でなかなか笑えるが、こういった設備はとても助かる。

そんなわけで首都圏から5千円を超える高速道路代を支払ってもいいかなと思わせるスキー場である。ゲレンデベースには直営ホテルもあり周辺には家族連れも歓迎してくれるペンションも少なくない。日帰りには少しきつい距離だが、遠出の泊りがけがてら出掛けるには、規模も距離もいい具合である。
ペンション街は山道を降りてきた五色沼周辺が主になる。スキー場がペンション街を周遊する無料のシャトルバスを走らせており、朝はペンション前で手をあげれば、帰りはペンションの名前を告げればそこで止まってくれる。それはそれで大変ありがたいサービスなのだが、時間が決まっていて朝夕それぞれ数便しか回っていないのと、それ故に実に混雑するのが難点である。時間の制約と混雑を嫌って、ペンションから自分の車でスキー場へ向かったこともあるが、こうなると有料の駐車料金を徴収される。朝方とチェックイン可能時間後は定期的に頻発してくれるととてもありがたいのだが、五色沼まで下りて一通りのペンションを一回りしてくると1時間はゆうにかかるであろう距離なので、それもムリな相談だろうか。
これだけ広大なスキー場なのに、休憩施設が貧弱なのは哀しい。ゲレンデ、リフトともに空いている時でもレストハウスは混雑している。昼時は当然のこととしてその前後でもかなりの混雑があり、席探しに苦労するのは残念である。風雪の強い時などはどうしても休憩する時間も多くなるし、温かいものも欲しくなる。雪が降っていてもゴンドラもリフトも問題ないということではないと思うが。

(08-JAN-2003 wrote)

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