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[ 家族で行くスキー場 ] - [ バラキ高原嬬恋スキー場・パルコール嬬恋スキーリゾート ]


バラキとパルコール、この二つのスキー場を別物と見るかそれともひとつのスキーエリアと見るか。

まずバラキ。ここがもし単体で存在していたならばよくあるロコスキー場のひとつだったに違いない。高速クワッドが2本掛かり、縦長の形状のため滑走距離も長くは取れるが、レストランなどは地味でゲレ食と呼ぶに相応しい天井が低く薄暗い感じのするところが殆どである。滑っていてもどことなく長閑な感じが漂っている。
そしてパルコール。こちらは近代的なセンターハウスとリゾートホテル、山頂へ一気に向かう関東圏最長のゴンドラと、典型的滞在型スキーリゾートといえる。またスキーのみならずグリーンシーズンはゴルフ場、ホテルウェディングなんかもやっており、バブル期のありがちな商品構成で運営されている。

この好対照なイメージの二つのスキー場が隣り合うように存在し、互いに行き来が可能である。パルコールのほうがバラキよりも若干上にずれるように存在しているため、パルコールの中腹部からバラキの上部に連絡、バラキの中腹部からパルコールのゲレンデベースに連絡する。またパルコールのゲレンデベースからバラキのゲレンデベースに繋がる連絡コースもある。
これだけ自由に行き来ができるようになっているので、当然共通リフト券なるものが存在し縦横無尽に滑ることが可能だが、いざ家族連れとなると困る点がある。共通券には子供料金が存在しないのである。しかもゴンドラも乗れる共通券ともなると5千円。4人家族1日で何と2万円である。パルコール嬬恋リゾートホテルに泊まって2日スキーしてリフトが4万円──いったいいくらになるの?そんな気がする。

当然、ホテルや周辺宿泊施設ではパックプランみたいなこともやっているが、いずれも用意されるリフト券はパルコールかバラキの専用券ばかり。二つのスキー場を2日間かけて滑りまわるというのは非現実的なのだろうか。
そのそれぞれのスキー場の専用リフト券、なぜかこれらには子供料金が存在する。インターネットやコンビニで入手できる日帰りパックもみな専用券。連絡コースがあり、ある程度の共通化が図られている割には、それぞれが個々のサービスに特化してしまっているのは、それぞれが2つをあわせて一大スキーエリアにしようというつもりがないからであろうか。

子供に大ウケのスノーチューブ 斜面構成は先にも書いたとおりほとんどが緩斜面。バラキにはパイプやエア台などといったトリッキーなアトラクションが売り。対してパルコールは長い滑走距離に加え、ミッフィーのスキースクール、スノーチューブと子供向けアトラクションも充実。
しかしこのスノーチューブ、かたしなでは完全に子供の遊びものだが、ここパルコールではいい大人がやっているのには笑える。

こんな二つのスキー場なので、近所に滞在するのなら一日をバラキ、一日をパルコールと一日ずつ滑り分けると良いかもしれない。それぞれのスキー場を別の場所として別々に楽しむのだ。
もしここを訪れるのが日帰りで、ええぃ!全部滑ってしまえ!と勢いでゴンドラ共通券なんかを買おうなどと考えているのなら、車はバラキの駐車場に停めることをお勧めする。駐車場料金もバラキが500円、パルコールが1000円とこれまた全く協調性がない。
この協調性のなさ、やはり別々のスキー場と考えるのが妥当なようである。

(20-JAN-2003 wrote)

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