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( ヨチヨチ歩き編 )


スキーを初めて履かせたり、いよいよソリから転向だ!という場合、二本の足で地面に立って、その足元が勝手に動く(滑っていってしまう)ということはとっても驚きな事である。この滑る、という感覚を身に付けさせないことにはスキーは恐怖のかたまりだし、この段階をまず超えるために私たちは、ゲレンデの最下部で子供を引っ張り上げては滑らせ、引っ張り上げては滑らせ、を繰り返す。
しかし、そんなことを30分もやっていると親はあっという間に疲れてしまい、ついつい「リフトで1本」となってしまうのはサガだから仕方がない。しかしながらこれまで私たちが緩い緩いと思っていた緩斜面も、スキーを初めて履いて30分程度引っ張り上げられて滑る真似事をしただけの子供にとっちゃ、恐怖の1本に他ならない。
でも、リフトで教えないと体力的に続かないし、ある程度の距離も稼げない、そんなジレンマに捧げるヨチヨチ歩き編は緩斜面の大集合。


グランデコ(福島県)・第2クワッドリフト沿い

その昔、妻の弟と二人でスキーに行った時、このスキー場のあまりの緩斜面の多さに嘆き、30分で上がって別のスキー場に行ってしまったというほどの全体的に緩めな斜面構成。その中でもこの第2クワッドリフト沿いは緩め均一のアングルで教えるのには使いやすい。ゴンドラを降りた人がみなここを通過するので混雑が気にはなるが、広めに取られた一枚バーンは見通しもいいので、端の方を使えばよい。第2リフトを降りたすぐの滑り出しの斜度がちょっと気になるが、ここは膝の間で押さえてあげよう。
ゴンドラを1本上がったところにあるバーンなので、帰りは下りゴンドラに乗らなくちゃならないのが面倒だが(そのまま降りると中斜面もしくは細い迂回コースを通らなくてはならない)、第2リフトを使ってひたすら滑り、ちょっとやる気が出てきたら、「上手くなったら、帰りはゴンドラを使わずに滑って帰れるよ」とほのめかすのも手か。
但し、このカテゴリに掲載してある中では若干、きつ目である。

(11-JAN-2002 wrote)

エーデルワイス(栃木県)・ファミリーゲレンデ

やはりファミリーゲレンデはお勧めである。何といっても5度の均一アングルのバーン。またこのコースの中にはキッズパークと呼ばれる柵で区切られた区画があり、この中はスノーボーダーも入ってこない。
しかしここに行くためにはセンターハウスから斜面を登らないことには第1ファミリーペアリフトに乗れないことが最大のネックである。この登りがなかなかの距離があり、ヨチヨチの子供がひとりで登るのは実際問題不可能。一度登ってしまえばいいと思いきやこのゲレンデにレストハウスはないので、トイレだの、食事だのの度に一旦降りてまた登ることを繰り返さなくてはならないのが痛いところである。
今シーズンから巨大なクジラが登場。空気の入った大きなビニール製のこのクジラは、滑り台にしてよしぶつかったり跳ねたりしてよしの遊び心満載。トイレや食事の後は、「またあのクジラまで行こうよ」と斜面を登る材料にするのがいいかもしれない。

(11-JAN-2002 wrote)

日光湯元(栃木県)・Aコース、Bコース、Cコース

私の知人がかつて、「クロスカントリースキー場かと思った」という表現をしたくらいなだらかなコースがリフト1本分まるまる続く。決して本格派揃いでは行ってはならない。
逆にヨチヨチキッズにこんな最適な斜面はない。緩斜面が1km程度続くここは、リフト1回で20分近く練習できる。もちろん滑れるようになった子供には3分もあれば降りてこれるコースだが、平らなところで引っ張り上げて3mくらい滑らせる、という練習を繰り返すキッズにとって、リフトは引っ張り上げる親代わり。3m引っ張り上げるのなら300回分リフトが引っ張り上げてくれるくらいの計算か。
少し馴れたら滑る距離を5m、10mと伸ばしていこう。それでも安心、平らな斜面は延々と続く。
余談だが、私の長男はここで自ら滑る、止まるを覚えた。その日の最後には滑る止まるを繰り返しながらついに私の手を借りずにしたまで降りてきた。私と長男にとっては思い出のコースである(いや、長男は覚えていないかもしれない)。

(17-JAN-2002 wrote)

玉原(群馬県)・ファミリーコース

玉原ってスキー場はリフトを1つ上がったところにゲレンデがあってさ……なんて連絡リフトのような扱いをされている第1リフト沿いにファミリーコースがある。
連絡リフトにしては人がいる(笑)。名の通り子連れスキーヤーが多く練習しているのだが、子連れ以外はここを連絡リフトだと思っているのだから、割と混んでいる日でもこのリフトは空いている。しかも豪勢にA線B線と2本かかっているお蔭でリフト待ちに遭遇することは殆どない
実はこのコースをこのカテゴリに入れるべきかどうか少々悩んだ。滑り出してから少ししたところに10度程度の落差があるのだ。
全体的に緩めに作られているがここだけは注意が必要。膝の間で滑らせてあげよう。
練習中の子供がここの落差でコケて、「こんな緩いところで転んでどうするの!自分で起きなさい!」とヒステリックに叱り付ける親を見かけることがあるが、大人にとって5度も10度も一緒かもしれないが、ヨチヨチキッズは5度が10度に変わることは大変な斜面変化である。ま、人のウチのことをとやかく言う気もないので、子供よ、頑張って起きろ!と励ましてあげたいところである。

(17-JAN-2002 wrote)

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