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[ 子供と一緒にどこ行こう ] - [ 子供たちとのスキー記録(4) ]


妹の初めてのスキーチャレンジは、結果的にスピードに対する恐怖心が露呈した形で終わってしまったのだが、同時に顔に当たる風が冷たいということも一つの問題であることがその後のスキーで明らかになった。
従って天気の悪い日や風の強い日などは全くスキーを履こうともせず、好天時に気まぐれな練習をする程度。リフトに乗って、膝の間で斜面を滑ると怖がることが多い…特に、私と一緒に滑るとほぼダメ…そんな状況なので、大半はだましだまし、ゲレンデベースの平らなところで引っ張り上げては滑らせて自然に止まる、ということを繰り返した。

アニキは「もっと滑る」とどんどんリフトに乗っていくのだが、それを見てもどこ吹く風とゲレンデベースで遊ぶままに01シーズンは幕を閉じてしまった。
それでもアニキからのお下がりのスキー道具は自分のお気に入りらしく、持って行ってしまおうといたずらすれば「ダメっ!私のなんだから」と手放そうとはしない。その気合のままスキーをやってくれたらどんなにいいだろうと考えながら、次の冬を待つことになる。

01-02シーズンの幕開けは、その土日のほとんどが悪天候だった。
アニキすらも滑るのを拒むほど、行くスキー場ごとに吹雪に見回れた。しかしせっかく来たのだからとリフトに乗らないまでも、スキーを履いてゲレンデの上に立たせる。
クリスマス3連休の初日、私たち家族はゴンドラの窓も雪で凍り付くグランデコスキー場にいた。もちろん、リフトやゴンドラに乗って練習させるのは不可能と判断した私は、長女をキッズゲレンデへと連れ出した。
面白いことにポールのようなものでトンネルが作ってある。新雪の上を苦労しながら引っ張り上げ、あのトンネルの中をくぐってごらんと滑らせた。下の部分はまっ平らになっているので自然にでも止まる。念のため私も走って追いかけながら滑らせた。
下まで真っ直ぐ滑り終えてきて無事停止。雪も重くスピードも乗りにくいので簡単に止まったようだった。

それを見ていたアニキがソリを持って乱入してきた。わざとこれから妹が滑ろうとするところにソリで入って行く。「お兄ちゃん邪魔しないで!」と激怒する妹の声もどこ吹く風。私は「いいよお兄ちゃんは無視して滑ろう」と施すと、今度はアニキのソリの横をするりと抜けて下まで滑って止まった。
さらに1度2度と繰り返すうちに、バランスを崩して転んだ。ちょっとの転倒なのだがもう大泣きである。タダでさえ強い雪で寒いのに、顔中雪だらけになり、ここまでと断念。妻と一緒にレストハウスへ引き揚げる。

年が明けて訪れたエーデルワイス、01-02シーズン初めての穏やかな日だった。晴れてこそいなかったものの風も殆どない。ただ気温は肌を刺すように低かった。
平らな斜面を使って引っ張り上げては滑らせる。この日はストックをゴール代わりに、「あそこがゴールだ!」と目標を決めさせて滑らせて遊んでいた。案の定、アニキが邪魔に入ってくる。ゴールと妹との間に入って嫌がらせをする。妹も文句を言いながら、それでもゴールに向かってアニキをかわして滑って遊んだりした。
今度はゴール代わりに立ててあるストックとストックにもう1本のストックを通してみた。ちょっとかがまないと通れないくらいのゲートである。すると妹も喜んだがアニキも喜んでさっさと斜面を登っては滑り降りる。私はアニキにゴールを壊されないうちにとさっさと妹を引っ張り上げ、滑らせた。いろいろと楽しくできるようにと、我ながら涙ぐましい努力である。
そして私はこの日、引っ張り上げては10m程度滑り、を何本か繰り返すうちに、とある事に気付いていた。
いろいろ遊び心を取り入れるのも数本。気温の低さがたたって、「もうレストランに行く」と休憩宣言。あまりの続かなさにやれやれ、とストックを片づけてレストハウスに向かおうとする妻に私は告げた。

「こいつ、滑れるぞ」

(29-JAN-2002 wrote)

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