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[ 家族で行くスキー場 ] - [ スポーツ振興石打スキー場 ]


石打の民宿を常宿にしていたころ、1日はこのスキー場を訪れていた。 この民宿は、石打地区のスキー場であればどこでも送ってくれたので、 丸山や舞子、時にはファースト(その昔は小田急、なんていったっけ) なんかを滑り、翌日はここと決めていた頃がある。
私の周りにファンが多かった。それは単純にこのスキー場が 驚くほど空いているからである。

そもそも石打地区にこんなスキー場があることを知らない人も少なくない。 別にその名からして財団法人何とかでといったことはなく、 ごくごくフツーのロコ・スキー場である。 もっと昔は石打大和などと言っていたらしいが、 残念なことに私はその時代のことを全く知らない。
しかしながらここを訪れてみるとせいぜい名前が変わった程度か、 と思うに違いない。

このスキー場へのアプローチはすれ違いを待避ゾーンで行うような 細い地元道で、その行き止まりになったようなところがスキー場ベース である。周囲を見回せば、森の中へ向かうようなリフトが目に 留まるはずである。リフト券売場というよりは商店の一角のような場所で リフト券を購入し、このリフトに乗ればゲレンデに到達である。
そう、このスキー場はアプローチリフトを1本上がった上にゲレンデが 広がるタイプのスキー場である。

このスキー場のメインのゲレンデに出ると、そのオープンさに なかなか驚かされる。NZなんかのスキー場の「どこをすべっても いいよ」的な、というとさすがに大袈裟だが、どことなく日本離れ した雰囲気があるのだ。
それは何故か、と見回してみると、必ずしもゲレンデが広いわけではなく、 ただ単に人がものすごく少ないのだ。スノーボードも全面で 滑走できるが、これも全く気にならない、というのも人が少ないせいだ。

欲を言えばダイナミックな上級者向けの斜面があるといいが、 それがなくとも懸命に練習を積んだり超高速カービングで カッ飛ばすのにもってこいの中斜面もある。
GSの大会もよく行われるほどでそれなりに距離も取れるし、 人が少ないので斜面の滑り方も自在である。 好き嫌いもあるが、ベースのゲレ食(といった方がしっくりくる レトロさである)も居心地が悪くない。

帰路は下りのリフトに乗らずとも林間コースを滑り降りて 来ることができる。 これが、ゲレンデが空いているからとむやみやたらに飛ばし、 ヘトヘトになった状態で下るとこたえたりする。滑り降りて 帰ることを考え、動けなくなるまで全開で滑るのは止めた方がいい。

ちょうど私が訪れた時は何故か全て天気が良かったが、天気が良いと 眺望もなかなかである。そして何よりも日本離れした雰囲気が、 のんびりと、そしてダイナミックに滑ろうという意識になる 自由さがとてもいい。
上越国際と石打丸山とに挟まれた場所は、両スキー場にあるような 巨大なレジャーランド的な印象も、便利な施設も、バリエーションもないが、 それはそれでいい。こういうスキー場があってもいいと思う。

しかしながら我が家は、子供が産まれてから一度たりともここを 訪れていない。その理由は、すべてのリフトがシングルリフト だからである。これは子連れスキーヤーにとっては最大の欠点である。
この広さは練習するもよし、スピード感を高めるもよし、自由に滑る 楽しさを教えるもよし、と子供を連れて行くにはもってこいの ゲレンデ構成である。子供が自身でリフトの乗り降りができるようになった 日に、一度連れていってみようと思っている。

(25-SEP-2001 wrote)

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